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5番目(最後)の下宿 81, The Chase, Clapham Common Miss Leale方 漱石が下宿探しの広告を出した頃、このリール家を漱石に紹介したのは横浜正金銀行の渡辺伝右衛門(春渓)の友人で、すでにこのリール家に下宿していた。 結局漱石は他に適当な下宿を見つけることが出来ず、この下宿に移って来たのである。『午前Miss
Leale方ニ引越シス大騒動ナリ四時頃書籍大革来ル箱大ニシテ門ニ入ラズ門前ニテ書籍ヲ出ス夫ヲ三階ヘ上ル非常ナ手数ナリ暑気堪難シ発汗一斗許リ室内乱雑膝ヲ容ルル能ハズ』(7月20日の日記より) この下宿で漱石は帰国までの約1年4ヶ月ほど「文学論」の準備のため、三階の自室に閉じこもり読書、思索などに没頭した。外出も少なくなったため、神経衰弱になったと言われ日本では発狂の噂まで流れた。 (*漱石記念館はこの下宿の真向かいの二階 80b, The Chaseにある) 2003年3月、この下宿が売りに出た。 |