漱石が神経症に悩まされているのを知り、同宿の犬塚武夫やリール姉妹が当時流行していた自転車の練習を気分転換に進めた。
「嗚呼悲いかな此自転車事件たるや、余は遂に婆さんの命に従つて自転車に乗るべく、否自転車より落るべく「ラベンダーヒル」へと参らざるべからざる不運に際会せり」と短編「自転車日記」に書いている。
初めての「自転車日記」の英訳が,タトル出版から2002年刊行の『永日小品』の英訳 Spring Miscellany (恒松郁生訳)に併せて収録。